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ストマ(人工肛門)になったら年金事務所へ障害年金の受給相談に行ってみよう!

さて、KenUは、直腸癌で永久人工肛門(ストーマ)になって、あと少しで3年になります。
そして、今頃ですが、障害年金の受給申請をしました。

ということで、申請までの流れ、必要なものなどをザザッと記事にしたいと思います。

ちなみに、あくまでもKenUのケースと言うことであって、当てはまらない方もいるでしょうから、参考として受け止めてください。

*

KenUの身体障害者手帳の障害名は「下行・S状結腸ストマ造設による直腸機能障害」で、身体障害等級「4級」です。
でも、障害年金受給資格は、手帳の等級とは別で、人工肛門の場合は障害等級「3級」です。

また、国民年金保険料を納めている方の「障害基礎年金」と厚生年金保険料を納めている方の「障害厚生年金」がありますが、KenUは「障害厚生年金」です。

さらに、請求時期には、「障害認定日による請求」と「事後重症による請求」がありますが、KenUは「障害認定日による請求」です。

いろいろと紛らわしいですよね。

そして、『国民年金・厚生年金保険 障害認定基準(平成28年6月1日改正)』 という文書があり、認定要領の記載があります。

引用すると・・・
————
第3 障害認定に当たっての基準
第1章 障害等級認定基準
第18節/その他の疾患による障害
2 認定要領
(3) 人工肛門、新膀胱
ア 人工肛門又は新膀胱を造設したもの若しくは尿路変更術を施したものは、3級と認定する。
イ 障害の程度を認定する時期は、次により取り扱う。
人工肛門を造設し又は尿路変更術を施した場合はそれらを行った日から起算して6月を経過した日(初診日から起算して1年6か月を超える場合を除く。)とし・・・以下省略。
————
となっています。

*

じつは、KenUが障害年金をもらえる可能性があることを知ったのは、最近なんです。

ということで、実際に受給資格が「ある」・「ない」等は色々な要件があって分かりにくいし、手続きなどは直接聞かないとわからないので、年金事務所に出向いて「年金相談」をしてきました。

全国の最寄りの年金事務所はこちら(参照リンク→日本年金機構 全国の相談・手続き窓口)から検索できます。

最初の年金相談をするのに、まず必要なのものは、”基礎年金番号” と “身分を証明できるもの” です。

基礎年金番号さえわかればOKなので、年金手帳の持参は必要なかったです。
身分を証明できるものについては、顔写真付きのものが良く、KenUは運転免許証、障害者手帳、マイナンバーカードの3つを持っていきましたが(笑)、どれか一つあればOKです。
はっきり言えば、障害内容を説明したり、コピーを取られるので、障害者手帳がベターだと思います。

以下、申請までの流れを書いていきます。

*

[1/20(金) 年金相談一回目]
初回相談では、まずは ”初診日の確定が必要” ということでした。

初診日とは「障害の原因となった病気やケガについて、初めて医師の診療を受けた日」です。

自分では忘れてしまっていても、年金相談でどこが初診の病院に該当するかを教えてもらい、その病院の診療記録で分かるので問題ないです。

KenUの場合は、「直腸がんが見つかったクリニックで、初診日を確定するための『受診状況等証明書(←参照リンクPDFファイル)』を書いてもらってきてください。」というところで、年金相談はいったん終了しました。

その日のうちに、初診の病院に行って「受診状況等証明書」の作成をお願いしてきました。

*

[1/30(月) 年金相談二回目]
1週間で「受診状況等証明書」を書いてもらえたので、二回目の年金相談です。

受診状況等証明書

初診日は平成25年7月30日。

障害認定日をそこから1年半後とすると2015年1月30日です。
でも、2014年5月23日に人工肛門を造設する手術を受けたので、そこから起算して6月を経過した日とすると2014年11月23日になります。
で、後者を障害認定日として請求ができ、その日まで遡って受給できるんだそうです。

そして今度は、障害認定日を確定するために ”現症の診断書が必要” ということでした。

KenUは初診のクリニックから別の病院に移って手術を受けたので、「人工肛門を造設した病院で、あらためて診察を受けてから、『診断書(←参照リンクPDFファイル 様式第120号の7)』を書いてもらって、3か月以内に障害年金請求をしてください。」というところで年金相談は終了しました。

KenUの場合は、時間が経過しているので、”現症”が求められ、ちょうど2月9日が定期の外科外来受診の予定日だったので、グッドタイミングでした。
2/9に、手術をしてくださったドクターにお願いしてきました。

*

[2/28(火) 年金相談三回目]
「診断書」が2/17に届いたので、その他の必要書類をそろえて、いよいよ障害年金の請求です。
でも65歳になったときに、まだ生きていれば老齢年金受給に切り替えるつもりです。

KenUの直腸癌の診断書

提出した書類等は次のとおりです。

1・年金請求書(国民年金・厚生年金保険障害給付) ※様式第104号を年金事務所でもらって、自分で記入します。

2・年金手帳(KenUのと妻のと両方) ※コピーが取られます。

3・KenU名義の預金通帳(年金の振込先になる金融機関の) ※コピーが取られます。

4・KenUの認め印 ※銀行お届け印でなくてもよいです。

5・妻の過去3年分の所得証明書

6・戸籍謄本

7・住民票(世帯全員分。つまり、KenUと妻と娘の分)

8・診断書(手術した病院で作成したもの)

9・受診状況等証明書(初診の病院で作成したもの)

10・病歴・就労状況等申立書 ※様式を年金事務所でもらって、診断書などを見ながら自分で記入します。

11・身体障害者手帳 ※コピーが取られます。

病歴・就労状況等申立書

自分で記入・作成した書類については、年金事務所の担当の方に必要事項の記入漏れや記入内容を確認してもらえるので、記入の仕方がよくわからなくて空欄にしていた箇所があっても問題ないです。
必要であれば、その場で追記や訂正をしながら書類を完成させて、確認の署名なども行い、提出して申請は終了です。

なお、上記書類のうち、8, 9, 10は自分でコピーを取って保管しておくとよいです。
KenUは、自宅の複合機プリンターでコピーしました。
コンビニでコピーされる方は、原本の置き忘れや紛失にご注意ください。

*

「年金請求書の審査結果については、受付日から3か月半以内にお知らせするように努めております。」
「はじめての支払いが行われるまでには、年金が決定され「年金証書・年金決定通知書」がお手元に届いてから、おおむね50日かかります。」
とのことです。

ということで、6月中旬に結果がわかるので、その後にこの記事を更新したいと思います。

*

[2017.5.12 (金)]
申請してから2か月と少し経過した本日、「年金証書・年金決定通知書」が届きました。

障害厚生年金証書

支払開始年月が平成26年12月なので、そこまで遡って支払われます。
一応、金額は内緒ということで。
支払いは、7月頃かな?

なお、注意事項があります。

誕生月がきたときには、日本年金機構から送付される「年金受給権者現況届」(現況届)を毎年受給者本人の誕生月の末日までに、日本年金機構に提出する必要があるそうです。
ただし、障害年金を申請するとき、または、現況届を提出するときにマイナンバーカードを登録すると、現況届の提出が省略できるようになるとのことです。

詳しくはこちら、日本年金機構ホームページ 誕生月がきたとき(←参照リンク)

また、定期的に診断書の提出が必要になるようです。

*

[6/15(木) 障害厚生年金の支給はじまる]
年金相談に行ってから5か月弱経過した6/15に、銀行口座に入金がありました。
今回は、初回なので、遡った2年8箇月分の障害厚生年金をいっぺんに受給できました。

予想以上にスムーズに受給できたと思います。

************** 関連記事 **************

KenUの直腸癌切除術と入院中の備忘録

身体障害者手帳と映画鑑賞・・・どうして割り引いてくれるの?

直腸がんマイルス術・人工肛門造設術後の入院中病院食メニュー

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カテゴリー:ストーマ, stoma, 医療
  1. 渡邊正直
    2017-05-1321:08

    初めましてkenUさん、ブログを読まさせて頂きとても参考と励みになりました、私もこれから障害者年金(障害者厚生年金)に申請しようと思っています、私は平成24年7月に潰瘍性大腸炎が悪化して中毒性巨大結腸症になり緊急出術を受け、大腸全摘出しました、現在は人工肛門(ストーマ)生活をかれこれ4年以上になります、発症以前から現在まで厚生年金も滞納なく、初診から現在まで病院も変わらずに至っています、こんな私でも、労務士に頼まなくても自分で申請できますか。

    • 2017-05-1322:28

      渡邊さん、こんにちは。

      難しいことはありませんから、ご自分で障害年金申請は可能ですし、簡単です。

      社労士に申請の代行を依頼される方というのは、体が不自由で自分または家族が年金事務所や病院に出向くのが難しい場合があると思います。
      それから、症状が不明確で認定基準が曖昧で受給資格認定が降りるかどうか微妙な方、一回申請したけど受給資格を得られなかった方なども社労士に頼るようです。

      ストーマは症状も認定基準も明確なので、ご自分で年金事務所に通えるのであれば、ご自分で申請されるのが良いと思います。

      社労士に頼む場合は、報酬を支払う必要がありますし、結局年金事務所で説明するのと同じことを社労士に説明することになりますし、委任状を書いたり、かえって面倒なのでは?と思います。

      • 渡邊正直
        2017-05-1514:35

        ありがとうございます、これから自分でチャレンジしてみます、またブログの更新楽しみにしています。

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