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ロート製薬のケアセラ®はストーマ洗浄に使えるか?

久しぶりのストーマ(人工肛門)ねたです。

先日、妻がボディーソープを買ってきました。
妻自身が使いたいと思って買ったらしいのですが、「弱酸性だし、もしかしたらストーマにも使えるんじゃない?」と言われたので、考えてみることにしました。

以前「ストーマ装具を交換するときに、どんな皮膚洗浄料を使用するのが良いか?」という記事を書いているので、成分の考察、試用結果などを記事にしようと思います。

*

ロート製薬から販売されている、ケアセラ。

この製品のコンセプトは「乾燥肌になやむ人をなくしたい」ということで、そのメカニズムが「タオルを使わずに、セラミドホイップで肌バリアを守って洗う」というもの。

pHを測定してみると、pH6.0~pH6.5の弱酸性でした。
実は、KenUは弱酸性にはこだわっていません。
というのは、ストーマ粘液のpHは弱アルカリ性だから。

pHの測定方法などは、過去の「人工肛門から出る便のpHとストーマ用品のpHはどれくらい?」という記事を参照してください。

さて、ケアセラの配合成分は・・・

うわ~、いろいろ入っていますね。

角質層のある通常の皮膚には大丈夫なのでしょうけれど、ストーマ、つまり大腸粘膜表面を洗うのに大丈夫かどうか、原料メーカーのサイトなどから、それぞれの成分の機能などを調べてみました。カッコ()内に書きす。

・水(希釈剤)
・ラウリン酸PEG-80ソルビタン(洗浄剤。非常に大きな分子量(約4,000)を持つ非イオン性界面活性剤なので、皮膚や眼に対してほとんど刺激がない。)
・ソルビトール(水分調整剤・湿潤剤。グルコースを還元し、アルデヒド基をヒドロキシ基に変換したもの。)
・ココイルグルタミン酸2Na(洗浄剤。アミノ酸系アニオン界面活性剤で、極めて低刺激性で、アレルギー性がない。)
・ラウリルヒドロキススルタイン(洗浄剤。両面活性剤で、皮膚や眼に対して刺激性が少なく、高い増泡力と泡安定性がある。)
・ココイルメチルタウリンタウリンNa(アミノ酸系アニオン界面活性剤、高い増泡力と泡安定性がある。)
・カプロイルメチルタウリンNa(アニオン界面活性剤。非常に低い細胞毒性。高起泡性、高加水分解安定性がある。)
・天然型マルチセラミド[セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6II、セラミドEOS、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン]構成成分(保湿剤)
・ベヘン酸(直鎖飽和脂肪酸)
・コレステロール(皮膚の保湿機能補助、皮膚バリア能の回復促進)
・ランブリッサトリコフィラ葉エキス(様々な炎症から皮膚の赤味を正常化)
・フキ葉/茎エキス(エモリエント剤)
・カミツレ花エキス(抗炎症、抗酸化、収斂、鎮痒)
・ポリオクタニウム-7(被膜剤。カチオン界面活性剤)
・デキストリン(粘度調整剤)
・BG(1,3-ブチレングリコール、保湿剤)
・グリセリン(保湿剤)
・EDTA-2Na(キレート剤、洗浄力低下抑制)
・イソステアリン酸イソブチル(エモリエント剤)
・ブチルカルバミン酸ヨウ化プロビニル(防腐剤、保存料。ポジティブリスト収載
・PEG-60水添ヒマシ油(乳化剤。低刺激・低毒性、非イオン界面活性剤)
・セタノール(乳化物の安定化剤。パーム・ヤシ由来の飽和高級アルコール)
・セテアレス-25(乳化剤)
・コカミドDEA(増粘性、増泡性、洗浄力)
・クエン酸(pH調整剤)
・香料

*

刺激性や毒性の高いものは入っていませんし、皮膚の保湿成分・保護成分、抗炎症成分などが配合されていて、年齢からくる乾燥肌にはとっても良さそうな感じがします。

ただし、ストーマ洗浄の使用はというと・・・
洗浄剤としてノニオン界面活性剤意外にも、アニオン、カチオン界面活性剤がかなり入っているので、洗浄効果が高すぎるとちょっと不安です。

KenUの場合は、大腸表面の粘液が洗浄され過ぎて除去され過ぎると、ストーマ付近のどこかがちょっと痛くなります。
例えば、ストーマ外来で使っている、コラー〇ュ〇ル〇ル泡せっけんで洗うと、痛いんですよね。
でも、処置してくださっているWOCナースには申し訳なくて、やめてと言えなくて、半年毎のことなので我慢していますが・・・(笑

それから、防腐剤として入っているブチルカルバミン酸ヨウ化プロビニルも、よくわからなくて不安。
でも、ポジティブリスト収載で配合規制がなされているので大丈夫かな?

ということで、とりあえず、試しに使ってみることにしました。

*

泡を手にとり、ストーマを洗ってみると・・・

ストーマ粘液の水分がケアセラの保湿成分に吸収されすぎて、こてこてっとした感じになって、なめらかさがなくなり洗い難くなります。
ですから、お湯を適度に付け足しながら洗うと、すべすべな洗い心地になってよいです。
心配していた、粘液のとりすぎというのはなくて、特にストーマ周囲の痛みは生じませんでした。
ケアセラは、全身も洗えるし、ストーマ周囲肌のケアにも良さそうな気がしました。

*

でも、KenU個人的には、ストーマを洗うのには、永久人工肛門を造設してからずーっと3年以上使い続けている、これ↓がやっぱり一番自分には合っているみたいです。

または、ハビナース 清拭料 泡タイプと同じ成分が使用されている「ベーテルF」もいいです。

*

しばらくケアセラを使ってみて、ストマ周囲のスキンケアに対する効果を観察してみようかな。

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カテゴリー:ストーマ, stoma
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